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X(旧Twitter)を見ていて、「あれ?プロフィールに国の名前が出てる…?」と驚いた方も多いかもしれません。
アカウントによっては所在地が表示されているのに、まったく出てこないものもあり、仕組みが気になりますよね。
この記事では、Xに追加された「国表示」がどんな機能なのか、どういう基準で表示されるのか、そして表示されない理由や活用方法まで、初心者でも理解しやすいようにまとめています。
不審なアカウントを見分けるときにも役立つ機能なので、この機会にしっかりチェックしておきましょう。
Xの国表示とは?何が変わったの?
X(旧Twitter)では、新しくプロフィール欄に「国名(所在地)」が表示されるようになりました。
これにより、そのアカウントがどの国を拠点に活動しているのかがパッと見て分かるようになっています。
国表示が追加された背景
2025年11月23日、Xのプロダクト責任者・Nikita Bier氏が発表した内容によると、この機能は「プラットフォームの健全性を守ること」を目的に導入されたとのことです。
利用者が発信者の地域情報を把握できるようになることで、そのアカウントが信頼できるかどうかの判断材料になる、というわけです。
| 導入日 | 導入目的 | 表示内容 |
|---|---|---|
| 2025年11月23日 | アカウントの健全性確保 | 国または地域の情報 |

要するに、Xとしても透明性を高めたいという狙いがあるんですね。
「アカウントの所在地」ってどう判断してるの?
プロフィールに出てくる「所在地」は、Xがそのアカウントの利用環境から推測したものです。
IPアドレスや使用言語などの情報から判断していると考えられていますが、VPNを使っている場合は実際の住まいとは違う国が表示されることもあります。
そのため、「国表示=リアルな居住国」というわけではなく、あくまでXが推定した場所だと覚えておくと良いですよ。
Xで国表示をチェックする方法
最近になって、他のユーザーのプロフィールに表示される「国情報」が見えるようになりました。
ここでは、Xをスマホアプリで使っている場合と、PCブラウザ版で使っている場合の確認方法をそれぞれ紹介します。
スマホアプリでの確認方法
iOS・Android共通で、次の流れで国名を確認できますよ。
- 国情報を見たい相手のプロフィールを開く
- 「〇年〇月からXを利用しています」と書かれた部分をタップ
- 「このアカウントについて」というページが開く
- そこにある「アカウントの所在地」に国名が表示されていればOK
| 操作 | 画面の動き |
|---|---|
| 手順2 | 「このアカウントについて」ページへ移動 |
| 手順4 | 国名(例:日本)が表示される |
PCブラウザでの確認方法
PC版でもほとんど同じ手順で確認できます。
プロフィールページに入り、「〇年〇月からXを利用しています」の部分にマウスカーソルを合わせてクリックすると、所在地が表示されますよ。
表示されないときはアプリの更新をチェック
「国表示が出てこない」という問い合わせもありますが、その多くはアプリが古いバージョンのまま使われていることが原因のようです。
国表示機能は段階的に提供されているため、最新バージョンへアップデートしておくことが大切です。
一部のアカウントで国表示が見えない理由
同じ操作をしても国名が表示されないアカウントがあります。
これはX側の仕様や、そのアカウントの認証バッジの状態によって表示有無が変わるためです。
認証バッジの色が影響している可能性
例えば、岸田文雄議員のプロフィールには所在地が出ませんが、社民党党首・福島みずほ議員のプロフィールには「日本」が表示されていました。

これは認証バッジの違いが関係していると考えられます。
| アカウント名 | 認証バッジ | 国表示 |
|---|---|---|
| 岸田文雄議員 | グレー | なし |
| 福島みずほ議員 | ブルー | 日本 |
グレーの認証バッジを持つアカウントは、そもそも国表示の対象外になっている可能性が高いです。
政府関係のアカウントは非表示になりやすい
グレーのバッジは、政府機関や自治体、公共機関などに付与されることが多いもの。
こうしたアカウントは特別な運用ルールがあり、表示項目に制限がある場合があります。
そのため、「国表示がない=怪しいアカウント」というわけではなく、管理方針の違いによるものと理解しておくと安心です。
VPNを使うと国が正確に表示されない理由
「このアカウントについて」を開いた際に、「国または地域は正確でない可能性があります」と表示されることがあります。
これは、アカウントの利用者がVPN(仮想プライベートネットワーク)を使っているときに出やすい警告です。
| 表示されるメッセージ | 原因となる行動 |
|---|---|
| 「正確でない可能性があります」 | VPN利用・所在地の偽装 |
つまり、国情報の信頼度を把握するためのヒントとして受け取るとよいでしょう。
国表示が持つ意味と使い方
Xの国表示は、単なるプロフィールの装飾ではなく、いろいろな場面で役立つ情報です。
ここでは、どう活用できるのかを紹介します。
不審なアカウントを見抜く材料になることも
日本語で投稿しているのに、所在地が「カンボジア」や「ニカラグア」と出ていたら、違和感がありますよね。
このような場合、ボットやスパムの可能性を疑うきっかけになります。
「なりすまし」や偽情報対策にも役立つ
日本人のように見えるアカウントの所在地が海外だと、「なりすまし」の可能性が考えられます。
また、フェイクニュース防止の観点でも、投稿者の拠点情報は重要なチェックポイントになります。
| アカウント内容 | 所在地 | 信頼性 |
|---|---|---|
| 日本語投稿+日本 | 日本 | 信頼度高め |
| 日本語投稿+海外 | カンボジアなど | 注意が必要 |
判断材料のひとつとして扱うことが大切
ただし、VPNを使っていたり、海外に一時滞在していたりと、「日本以外の国が表示される理由」が正当なケースもあります。
そのため、所在地だけで断定するのは避け、あくまで複数の情報を組み合わせて判断するのが賢い方法です。
まとめ:Xの国表示でわかること・わからないこと
X(旧Twitter)の国表示機能は、アカウントの信頼性を判断するうえで役立つ新しい情報源です。
一方で、表示精度にはまだブレもあるため、使い方には注意が必要です。
ポイントは以下のとおり
- 国情報は「このアカウントについて」でチェックできる
- 政府関連アカウントやグレー認証の場合は非表示のことがある
- VPN利用などの影響で実際と違う国が表示される場合もある
不審なアカウントを見分けるときや、偽情報に惑わされないための判断材料としては有効ですが、国表示だけで結論づけず、投稿内容やその他の情報も合わせて判断することが重要です。
| 国表示の使い方 | 注意点 |
|---|---|
| 発信者の所在地を確認して信頼度を判断 | VPNなどで誤差が生じる場合あり |
| なりすましやボットの発見に活用 | 表示が必ずしも正しいとは限らない |
Xの国表示は、より信頼性の高い情報環境を作るうえでの一歩です。
「見えている情報」と「その背景」を意識しながら、冷静に読み取る力が求められます。